宝剣岳は何回か行っており、そこを抜けるとき西側に見える三ノ沢岳は気になっていたが、ちょっと寄るには工程長く、改めて行って見ることにした。そして、天気安定しない中、やっと晴れの予報に当たり、決行。
前日、駒ケ根のバスセンター駐車場へ、寝ているとどんどん入って来る車で賑やかに、3時前に外に出て見ると、バス亭の前には物置きによる長蛇の列。始発は5:15なのに、どうも2時前から並び始めたよう。そして早速、自分も物置き列並び、そしてチケット売りは別並び。
5時前から臨時バスが動き始めたが、駅から来る定期バスは満員で素通り、始発となる臨時便の4台目くらいにやっと乗れ、5:45。その後もロープウエィにしばらく並び、千畳敷に着いたのは6:50となってしまい、通常始発に乗った場合に比べ1時間遅れ。後で聞いたところによると、3時間以上待った人もいたようだ。
当日は気温も下がり、千畳敷で10度フリースとダウンを着てのスタートとなった。この時間は登山者多く、そのほとんどは乗越浄土方面に行くが、自分は神社左側より登山道に入り、極楽平を目指す。
大石の道には丸太のステップもあり、左手下方には街並みの向こう側に南アルプスが見えてる。そして後方山横には八ヶ岳も。

右側には宝剣岳が格好良く、その右側乗越浄土への急斜面には多くの人が登り始めてる。

高度を上げ振り返ると、カールの中に赤いロープウエィ乗り場があり絵になる。

チングルマの綿毛が沢山、足元には白いヤマハハコやイワツメグサがわずかに。

丸太ステップの傾斜もきつくなり、極楽平。


先には御嶽山も見え、三ノ沢岳も姿を現す。後方南アルプスの中央奥には富士山、右側に向きを変えると、なだらかな恵那山も。


宝剣の方に向かう稜線歩き、三ノ沢岳に向かう稜線も見え始め、宝剣も近づき三ノ沢分岐。


ここからは左に見える三ノ沢岳へ。木曽駒の左奥には乗鞍岳。

左側を見ると空木岳や南駒ケ岳も。登山道は一度大きく下りとなり、ハイマツ帯を抜けていく。

徐々に青空が広がり、稜線歩きは気持ちがいい。

足元にかわいいシラタマノキ、先に見える岩肌の小ピークは恰好いい。


左手下方には沢があるようで、水の音がしている。右手には御嶽山が大きくなる。

岩場を大きく下ったり、トラバース気味に前に進む。

再び左手には空木岳が大きくなり、繋がる稜線には以前お世話になった榎尾小屋がクッキリ。

空木山頂にも人がいる。

振り返ると岩肌の傾斜横に来た登山道が見える。

歩いていると頭上に尖った岩があり、ちょっと登って見た。ジョーズのようだな。

岩に付く緑の苔がきれい、周りの岩ピークも良く、緑の中にはキノコも発見。補助ロープのある岩急斜面となる。

木曽駒方面を振り返ったり。先には山頂手前のピークしか見えなくなり、立派なケルンもある。

斜面は緑の中に所々赤く染まったウラシマツツジがきれいだ。

先に進むと二岐に、通常は左側のトラバース道のようだが、右側の岩尾根を行く。


山頂部は大きな岩ゴロとなり、三角点と横に小さな山名板が置いてある。


ここから、再度南アルプスで甲斐駒ヶ岳、北岳、赤石岳などを確認。




そして空木岳をアップで。

反対側には北アルプスだが、大分雲が上がって来たようで、雲の合間から乗鞍岳や奥穂高岳、西穂高岳が見えた。

そして、木曽駒ケ岳への稜線見て、木曽駒ケ岳や宝剣岳をアップで、ここにも多くの人がいる。



岩の上でゆっくりランチ、次々と人は登って来て、縦走の途中で立ち寄った人もいた。チングルマを見ながら、下山に入って行くと、目前に木曾駒や宝剣の山々が連なり、すばらしい。この山に来ないと見れない景色に感動。


ケルンを過ぎ、岩場でちょっと楽しみ。

来た道を戻って、最後三ノ沢分岐への登り。分岐から宝剣岳を抜ける予定であったが、ガスり始めその登山道に数珠つなぎになった登山者、そして帰りのロープウエィは遅くなると混みそうなこともあり、登って来たルートを下ることに。
乗り場で少しゆっくりしていると、アナウンスで整理券を配り始めたとか。慌てて整理券ゲット、何とか30後に乗れたが、混むと3時間待ちもあるらしい。ここは観光客も多く、連休なので特に多いようだ。
★山行形態★ 個人山行
★山名 ★ 三ノ沢岳
★山行日 ★ 2020年09月21日
★天候 ★ 晴れ
★参加者 ★ 345
★工程タイム★ 千畳敷06:55 -07:30極楽平 -07:45三ノ沢分岐 -09:45三ノ沢岳10:45 -12:55三ノ沢分岐 -13:05極楽平 -13:35千畳敷
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