343KKです。

9月12日から15日にかけて、大キレットに行ってきました。
11日(金)仕事がやっと終わり、新穂高に到着したのは深夜2時。
車内で仮眠して、朝6時に出発しました。
この日の予定は双六小屋まで。
小池新道を順調に歩いて行きます。


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天気が良くて気持ちいいのですが、前回は熱中症気味になったので少し心配です。
途中の沢で頭から水をかぶりリフレッシュ。
10時40分、鏡池に到着。槍ヶ岳が見えてきました。

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明日はあそこを通るんだなぁ、遠いなぁ。。。
鏡平山荘では名物のかき氷をいただきます。
弓折乗越では大勢の方が休憩していました。

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12時40分、鷲羽岳と本日の双六小屋とテン場が見えました。
疲れてきたきた身体に気合が入ります!(ビールが飲める!)
13時30分、小屋に到着しテントの受付&生ビールで祝杯です。
雲行きが怪しくなってきたので、慌てて設営。
と同時に雨が降ってきました・・・。
天気予報では13日(日)が少し悪いはずなので、雨雲が早まったかな?
などと考えながら明日の計画をおさらいです。
13日(日)は双六から南岳、14日(月)は南岳から奥穂まで、15日(火)は奥穂から上高地、バスで新穂高まで、
当初はそんな計画でした。
明日は南岳までだけど、天候によっては雲ノ平へ全面的に変更するか、我慢の登山でせめて槍まで行くか、
諦めて下山するか・・・とにかく色々と考えてました。
夜中には大雨となり、ほぼ諦めムードの中朝を迎えました。

13日(日)朝から雨です。雨の中テント撤収するの嫌だなぁ、どうしようかな、と悩んでいると、小雨のなか撤収して出かけていく人たちの姿も。
どうする、どうする。7時まで待とう、8時まで待とう・・・・・雨は強くなり9時、雷まで鳴りはじめました。
10時もう無理、停滞をきめ昼寝です。
結局雨は降り続け、夕方に少しあがりその隙に小屋へビールと水を調達&会へ停滞の連絡をしました。
1日少なくなってしまったので、槍ヶ岳を目指し下山するか、奥穂まで頑張ってザイテングラードから下山するか、またまた悩みながら夜となりました。

14日(月)雨は降ってませんが、ガスガスの中テントを撤収し、5時30分とりあえず槍を目指して出発です。
6時30分、硫黄乗越あたりから青空が見えはじめテンションが上がります。


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周りの景色が見え始めると・・・・あれ登るんだ・・・あらあらという気持ちにもなりますね。

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しかし、こんなブロッケンが見えたりして一人喜んだり・・・

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目指す槍ヶ岳が現れて喜んだり・・・嬉しくなりますね。
でも、槍ヶ岳までとおい・・・。
途中から少しだけご一緒した方は、裏銀座を縦走してきたけど、昨日は水晶から双六へ向い、
雨と雷で死ぬかと思ったと言ってました。


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その方に撮ってもらった写真です。

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裏銀座の山々が良く見えます。ホント綺麗。
昨日の停滞は結果オーライ、正解でした。
西鎌尾根を楽しんで歩いてました。
千丈乗越までもう少しの所、異様に近いところでヘリの音が聞こえ、見上げると岐阜県警のヘリが・・・。
前方にうずくまる人影。遭難者でした。
ヘリが旋回しゆっくり近づいて隊員がロープで降りてきました。
私に手で、少し待っての合図。OKと手を挙げると、遭難者を確保して素早くヘリへピックアップしていきました。


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すぐ目の前の出来事で、あっという間に飛んで行ってしまいました。
いやいや、大丈夫のようでしたが気を付けないと・・・。


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槍のペイントに、わかってる!と言いながら、急登を登っていきます。

9時15分、槍ヶ岳の肩、槍ヶ岳山荘に到着です。
時間もありそうだし、折角なので槍の穂先にも行きました。


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天気が良くて360°の大パノラマです!!
あちこちの山小屋が見えました。(最近コンタクトにしたので良く見えるのです)

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一昨日の鏡平山荘、三俣山荘、裏銀座や表銀座の山々、そして念願の北鎌尾根。

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またはこれから歩く南岳までの稜線、その先には北穂高小屋まで!

穂先から降りて少しだけ休憩し、とりあえず南岳を目指して出発です。
この辺りから、石川県から来たお兄さんと一緒になりました。
この方、なかなか楽しい方で、会話が弾んでしまいあっという間に南岳に到着してしまいました。
「Kさん、大キレット行くんですか! いいですねぇ、僕は明日仕事なんで南岳から新穂に下りるんです」
とのこと。



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12時10分、南岳小屋に到着しました。
ここでテント泊の予定でしたが、時間が早すぎ??のためどうするか悩みます。
3時間あれば北穂まで行けそうです。
でも、慌てたくないし、午後になると天気も心配だし・・・・。
ま、3時間30分としても16時前には北穂まで行けそうかな?
ということで北穂を目指して出発!いよいよ大キレットです。

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ここからヘルメットを被り、気合を入れて慎重に・・・まずは急登を降りていきます。

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荒々しい山容に心躍ります(笑)
一歩一歩が必至すぎてあまり写真がありません。


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長谷川ピークも実は気が付かなかった・・・・。

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平日の午後ということで、すれ違ったのは2人だけ。
「長谷川ピークってまだですかね??」と聞いたら「今のところでしたよ(笑)」と言われてしまいました。

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たしかに写真で見たことあるステップがあったなぁ。
とにかく無我夢中でしたが、北穂はまだか、早くゆっくりしたい、などと思ってます。
前を見るとまだ登るのか!って感じに岩山が迫ってきており、ため息も出てしまいます。
「北ホあと200m」のペイントに、!!もう少しだ!!と見上げると、ガスの隙間から小屋のテラスが見えました。


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見えた!けど、この登りはきつかったぁ~。

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14時45分、思ったより早く北穂高小屋に到着。かなりの達成感でした。
早速テントの受付をしましたが、テン場が遠い・・・・・。
しかも足元危ないし。


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遠いテン場でしたが、眺めは最高!
目の前の常念岳が素晴らしかった・・・。


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しばらく休憩した後、水とビールを調達しに小屋へ行きます。
往復30分。本当は小屋のテラスで生ビールってところですが、危険な道のりのため酔っぱらって転ぶと嫌なので缶ビールを買って帰ることに。


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薄暗くなると同時にぐっすりと眠りました。
この日は双六から北穂まで、大キレット通過という目標を達成できたためとっても満足でした。

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9月15日(火)朝5時、外を見ると風も雲もほとんどなく、いい天気の予感がします。

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ご来光を見ながら食事をし、出発の準備をしました。
この日はとりあえず奥穂岳山荘を目指し、その時の調子で吊り尾根、重太郎新道で上高地へ下山か、
ザイテングラードから上高地へ下山か考えます。
(白出沢ルートは通行止め)


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6時出発!
もう奥穂高山荘が見えてますが・・・あそこまで2時間の道のり。
大キレットは終わってますが、涸沢岳までもなかなかハード。
朝6時から気合が入ります。

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振り返ると、前日歩いてきた道のりと槍ヶ岳が見えました。

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出発して1時間くらい経つと、すれ違う人が増えてきました。
ほとんどの人が「今日はサイコーですね!」と言います。
本当に風も穏やかで天気が良く最高のコンディションです。


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一息入れた時、富士山も見えました!感動です。
最低のコルで休憩していると、奥穂からきた方が「ここから梯子と鎖の連続だよー」と教えてくれました。

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そうですか、ハードなんですね。もう笑うしかありません。

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鎖とボルトを足掛かりにし、3点支持、3点支持、と念仏を唱えながらひたすら登ります。

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何とか無事に涸沢岳に到着(笑)
あとは穂高岳山荘へ下るだけです。気を緩めずに慎重に・・・。
8時、穂高岳山荘に到着しました。
記念にTシャツを買い(北穂では売り切れでした)、牛乳を飲んで、トイレをお借りし山頂に向けて出発です。
時間も早いので、山頂をとおり吊り尾根を歩くことにしました。


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小屋前の崖をよじ登り、山頂へ向かうと・・・・・。

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ジャンダルムです!
奥穂には何度か来ていますが、ジャンダルムが見えたのは初めて!
というか、ジャンダルムに挑戦した時もガスガスでした(笑)
山頂に人がいるのも見えます。


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今度はこっちから西穂に行ってみたい・・・。

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いやいや、本当にいい天気。

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8時40分、奥穂高岳へ到着。
山頂に居合わせた方々と写真を撮り合いますが、みんないい天気ですねー、と笑顔です。


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前日から歩いてきたルートもよく見えました。
槍ヶ岳から奥穂高まで繋がった・・・感動です。
さて、紀美子平に向けて出発です。


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吊り尾根は途中に鎖場があったり、少々ハードな箇所もあるので気を付けて歩きます。
ここまでくると、ゴール地点の上高地が見えてきました。
河童橋も見えます!!(コンタクトは素晴らしい!)


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下山するのが勿体ないくらい綺麗な景色。

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10時少し前、無事紀美子平に到着しました。
今回は前穂はお預け。
とっておきのフルーツを頂きました。


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さて、岳沢に向かって下山です。
重太郎新道、こんなに険しかったっけ??
登りも下りも経験ありますが、双六からの疲れが出てきたのか、なかなか進みません。


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雷鳥広場、岳沢パノラマ、カモシカの立場と徐々に岳沢が近づいてきます。
地震の影響か、ところどころ登山道が荒れていました。
ザレ場を慎重に下山しましたが、疲れがたまり踏ん張りがききません。


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12時、無事岳沢小屋に下山しました。
ここでお腹がすいたのでお昼ごはんです。
最近流行っている期限切れのアルファ米。わかめご飯、朝テントを出る前に仕込んだ物です。
小屋でカレーでも食べればよかったのですが、これはこれで美味しいです。
さてさて、上高地までもう少し。頑張ります。



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岳沢から下山し、人の声が聞こえてきたところで岳沢湿原に出ました。
ここからは観光客の人たちの中を歩いていきます。
3泊4日の旅ももう少し。だいぶ臭いんだろうなぁ。。。
河童橋周辺は観光客で賑わっていました。
修学旅行の中学生もいます。みんなマスクしてますが。
14時、バスターミナルに到着。
14時30分の平湯温泉行のバスに乗り、ここで新穂高ロープウェイに乗り換えて、15時40分、駐車場に到着しました。

2日目の雨で予定が当初と変わってきましたが、結果としては予定どおりのルートで上高地まで下山できました。
決して無理はしてませんし、気持ちもゆとりがあり、大キレットもとても楽しめました。
次は不帰かなぁ。。。



☆日時☆ 2020年9月12日~15日
☆山域☆ 北アルプス 槍ヶ岳~北穂高岳~奥穂高岳
☆天気☆ 2日目だけ雨 他は快晴
☆メンバー☆ 343
☆コース☆
 9月12日(1日目):6:00新穂高駐車場~7:20わさび平小屋~10:40鏡平山荘~13時40分双六小屋(幕営)
 9月13日(2日目):終日停滞 双六小屋(幕営)
 9月14日(3日目):5:30双六小屋~6:30硫黄乗越~8:20千丈乗越~9:20槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳山頂~12:10南岳小屋~14:40北穂高岳(幕営)
 9月15日(4日目):6:00北穂高岳~8:00奥穂高岳山荘~8:40奥穂高岳~10:00紀美子平~12:00岳沢小屋~14:00上高地バスターミナル~バスで新穂高まで