9/14NGが3人を順次ピックアップし、3:40に沼津を出発。当初予定では、島々登山口で3人を下ろし、駐車のため一人で沢渡まで行く予定だったが、TKさんの判断で駐車場を安曇支所に変更。駐車料金も取られず、全員一緒に登り始められたので、この判断は正解であった。6:40安曇支所の駐車場に到着し、身支度を調え7:10登山を開始した。

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川沿いの林道で、木立の中を快調に進む。最初のポイントは二俣、ここまで2時間弱とコースタイム通り。その後も陽の当たらない、勾配の緩い川沿いの山道を延々と歩き続ける。

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途中、橋を渡ったり、橋のない小さな沢をいくつか渡渉したりし、11:20岩魚留小屋に到着。昼食も兼ねた少し長めの休憩を取る。この小屋はいつまで使われていたものだろうか、きれいなわけでもないが、朽ち果てているというほどでもない。ここから同じような山道を先へ進むと、急に沢から離れ急登になる。急登といっても、地図で曲がりくねっているのがわかるぐらいの大きなつづら折りの道で、息が上がってしまうほどでもない。ただ、ここまでの道のりが楽だったため、少しきつく感じる。14:00噂の水場「力水」に到着。徳本峠小屋の水を買うと1リットル200円するとのことで、4人で分担し15リットルの水を担ぎ上げた。小屋の人曰く、「力水は米を炊くなど料理に良い、明神側の登山道にある水場の水はお酒を割るのに良い」とのこと。水を汲むついでに飲んだが、何も主張しないザ・水であった。ここからは、荷物も重くなったのでそれぞれのペースで徳本峠を目指す。小屋に着いた頃には、すでにテン場が満杯になっており、無理を言って小屋の裏にあるヘリポートにテントを張らせてもらった。消灯時間の20:30まで発電機の音がうるさいが、その時間帯はお酒を飲みながら騒いでいるので、全く気にならなかった。むしろ、ITさんのいびきの方が殺人的であることが、後になってわかった。晩ご飯は、豚汁と酒とみんなで持ち寄ったおつまみ。生肉を担ぎ上げた甲斐があって、肉らしい肉の入った豚汁であった。さらに、食担(TKさん)の奥様の指導により、薄揚げと刻みネギが加わったことでグレードアップ。来週還暦を迎えるTKさんの愚痴をつまみに、小屋の人にしかられるまで飲んで、1日目が終了した。

2日目は、朝食にラーメンを食べ6:40に出発。急坂を登ってはだらだら下り、登っては下りの繰り返しだったものの、朝から天気が良く、樹林帯を抜けてからは乗鞍岳~焼岳~笠ヶ岳~抜戸岳~穂高岳~蝶が岳、下の方には梓川までばっちり見えた。

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その代わり、とても暑くて飲み水が足りなくなりそうなほどであった。

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10:20霞沢岳到着。K2ピークで断念すると言っていたHNさんも、結局10:40に到着し全員集合。会旗をテントに忘れたため、会山行らしからぬ記念写真を撮ることになってしまった。

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11:00下山開始、復路は急な下りとだらだら登りを繰り返すこととなる。途中、遅れたHNさんを待ちながら長めの休憩を取っていると、視界の左側の端に動くものがある。よく見るとオコジョだった。

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3人でカメラを向けても逃げることなく、しばらくの間、3匹が撮影会につきあってくれた。初めて見たが、小さくて本当に可愛い癒し系小動物である。14:00過ぎに2日目の行動が終わったあとは、無性に甘いものが欲しくなり、ビールではなくコーラを飲んだ。時間がたっぷりあるので、テントの前でBBQをしながら、お酒を飲んで過ごす。TKさんは18過ぎには寝てしまい、残る3人も消灯時間には寝床に着いた。ITさんのいびきは比較的静かで、うるさくて眠れないというようなことはなく、2日間の疲れをようやく癒す睡眠をとることができた。

3日目は5前に起床し、トイレに向かったが小雨が降っていた。テン場での撮影になるが、今度こそ会旗と一緒に写真に収まり、6:30に出発。

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雨で濡れたテントを担ぎ下ろすことになってしまったが、下山中は天気が良く正面に明神岳を見ながらひたすら下る。明神池7:45、河童橋8:45と進み、上高地からタクシーで安曇支所駐車場(10,700/4)へ帰り、2泊3日の霞沢岳山行が終わった。


山域☆  北アルプス 霞沢岳

山行日☆     2019914-16

天気☆   行動中は快晴

メンバー☆ 364(CL),418,419,420

コース☆

     9/14: 島々登山口-二俣-岩魚留小屋-徳本峠(テン泊)

      9/15: 徳本峠-霞沢岳(ピストン)

      9/16: 徳本峠-明神-上高地