180408
今回は須走口からのアプローチです
道の駅須走から県道150号ふじあざみライン
標高1200mの林道分岐地点まで
2018年4月8日現在の所入れます
ゴールデンウィークには開通するようですね
転がして行きます
2合目狩休(かりやす)付近
途中 土砂で埋まった沢を渡りました
道は横切る形で付いてるので
板が引っかかる、、(;o;)
風が吹き始めます
雪も出てきました
表面は腐ってるので靴のままで行けます
草の焼ける匂いがこちらまで風に乗ってきます
自衛隊によるものでしょうか?
10:40 本6合 2700m
氷になってきました
御殿場口のように火口が無い分
外気-6℃ 湿度66%
時折強い風
小雪が舞っています
ここからが正念場
酸素は薄い、風は強い、斜度は急で
氷は硬い
適度に足元と切っ先を緊張させながら
20歩毎に休むペースで高度を上げて行きます
突風には無理せず
間隙を縫ってジワジワと
外気-14℃湿度70%
t=12:20 標高差2510m
山にあるなら薬師の方がピンときますょね
廃仏棄釈の影響でしょう
時間的にお鉢巡りは割愛
17:20 下山開始
毎回これじゃ対策を考えないとですね
今回はビニール袋を履いて解決しました
ちなみにカイロは時間切れ
降雪があったのか山頂から滑れました
氷を避けて雪のある所を繋いで行きます
直下は42~43度あるのでとにかく慎重に
木の葉落としで降ります
途中からは前回同様
クランマートラバースの連続
谷足のエッジングが命綱です
ターンは谷開きシュテムを使いましょう
順調に高度を下げて行きます
正面には影富士が
夕暮れに浮かび上がっていました
20:00頃 ここでヒヤリハット
2700m辺りで完全な氷の固まり地帯が出現
試しに滑落制動してみた所
エッジも立たずニッチもサッチも
行かなくなってしまいました
( ;∀;)
さてどうするか、、
と、少し先に雪が見えたので
そちらに移動する事に
要領としては
クライミングのデッドポイントと同じです
つまり一瞬腕の力で引きつけて
ピックに掛かる体重を打ち消したら
その瞬間に抜いてもう一度横に刺す
という方法
このようにして少しづつ移動し、
何とか立つ事が出来ました
ここからは危険なのでスキーは終了
アイゼンでガシャガシャと降ります
月が出ていなかったので暗く、
GPS(ジオグラフィカ)で
位置を補正しながら進みます
しかしコンパスで見ても真東なので
分かりやすいですね
段々と谷が深くなってくるので
尾根を間違えないように注意しましょう
2200mで雪が終わりあとは火山灰土
歩きづらい!
22:20 ようやく五合目に着きました
自転車を回収してひとっ飛び
ブレーキいっぱい
枝や氷に注意
23:00 車着
t=05:40
総評:
・春は雪崩の危険がありますが
丁度寒波が入ったので凍ってるだろうと
果たしてその通りでした
・軍足で登ってみたのですが
ダメでした 濡れると冷えてしまうのと
摩擦が増えてインナーすら履けなくなります
・つい甘い菓子パンやチョコレートを
持って行ってしまいますが
塩気が欲しくなります
・4月と思わず真冬の心構えが
必要でした
・スマホはカメラ、メモ、コンパス、高度計、
GPSと使えて便利ですが
バッテリーをどうにかしないとなりません
懐に仕舞うと幾らか持つようです
今回一番ヤバかったのは
下山時2700m地点での どハマり
しかしピンチの時に
経験を生かす事が出来ました
何が役に立つか分からないものですね(^_^)
これからの時期は気温の変化に注視して
雪崩にはくれぐれも気をつけましょう
☆413☆