今年は暖冬に悩まされなかなか降らない雪や、凍らない滝にヤキモキさせられたこの冬でしたが、ようやく気温も下がってきて雪山登山やアイスクライミングの報告もWebでちらほら見えてきました。
今年の冬山合宿は、三島労山が東部ブロックの交流山行の阿弥陀岳のリーダー担当となったこともあり、これに乗っかる形で他会との交流も狙ってこの山行を冬山合宿にすることにしました。
ところが、金曜日が気温が高くみぞれ混じりの雪、土曜日日曜日も予報はあまりよくなく、木曜日の時点で交流山行が中止になってしまいました。
我々は、行ってみなければ分からないし、登れなければ赤岳鉱泉でアイスフェスに参加すればいいよねということで、当初の予定通り行くことに。
行者小屋での交流の時間を気にする必要がなくなったので、途中南沢小滝に寄ってアイスをやってから行者小屋へ行くことにしました。
赤岳鉱泉・行者小屋のwebを確認すると、美濃戸口から美濃戸までの道は相当悪そう。Hさんのエスティマは4WDでチェーンありということでしたがそれでも少し登れるかなぁと心配でした。
しかし登り始めたらそんなの全然杞憂。トルクコントロールありの4WDが地面をしっかり掴んでどんどん登っていきます。
無事美濃戸まで到着し一安心。装備を整えて南沢をとおって南沢小滝へ。
しかし、前日からの高温のせいで沢の氷が溶けてしまい水がザーザー流れているではありませんか。
岩の上には中途半端に雪がついていて岩飛びしながらの渡渉が難しい。雪の下に足場はあるのか?途方に暮れる私。
結局戻りました。
こりゃビショビショになってしまうなぁ。凍傷にならないかしら。
考えてもしょうがないので早速横から回りこんでトップロープを張り、取り付いてみます。
案の定アックスを伝わって水がたれてきてとても不快です。こんなときにいつも使っている革手袋だとすぐにびしょ濡れになってしまうのでしょうか、今日つけてきた手袋は防寒テムレス&薄手ウール。全く染みこんできません。
無事トップアウトして支点の確認もできたので初体験のMさんとNさん。アイスキャンディーの経験があるHさんの4人みんなでワイワイ登りました。
Nさん。肩が痛いと言いながらもトップアウト。
今年の冬山合宿は、三島労山が東部ブロックの交流山行の阿弥陀岳のリーダー担当となったこともあり、これに乗っかる形で他会との交流も狙ってこの山行を冬山合宿にすることにしました。
ところが、金曜日が気温が高くみぞれ混じりの雪、土曜日日曜日も予報はあまりよくなく、木曜日の時点で交流山行が中止になってしまいました。
我々は、行ってみなければ分からないし、登れなければ赤岳鉱泉でアイスフェスに参加すればいいよねということで、当初の予定通り行くことに。
行者小屋での交流の時間を気にする必要がなくなったので、途中南沢小滝に寄ってアイスをやってから行者小屋へ行くことにしました。
赤岳鉱泉・行者小屋のwebを確認すると、美濃戸口から美濃戸までの道は相当悪そう。Hさんのエスティマは4WDでチェーンありということでしたがそれでも少し登れるかなぁと心配でした。
しかし登り始めたらそんなの全然杞憂。トルクコントロールありの4WDが地面をしっかり掴んでどんどん登っていきます。
無事美濃戸まで到着し一安心。装備を整えて南沢をとおって南沢小滝へ。
しかし、前日からの高温のせいで沢の氷が溶けてしまい水がザーザー流れているではありませんか。
岩の上には中途半端に雪がついていて岩飛びしながらの渡渉が難しい。雪の下に足場はあるのか?途方に暮れる私。
凍っているかどうかをストックでつついて探して渡ったり、凍っているところがないところはできるだけ浅いところを探して靴に水が入ってこないように頑張って渡りました。
そんなこんなで南沢小滝に到着したのは1時間45分後。
だいぶ遅くなってしまいましたが早速装備をつけて滝を観察してみると、先ほどの沢と同じでここも氷が溶けていて、氷の上を水が滴り落ちています。
そんなこんなで南沢小滝に到着したのは1時間45分後。
だいぶ遅くなってしまいましたが早速装備をつけて滝を観察してみると、先ほどの沢と同じでここも氷が溶けていて、氷の上を水が滴り落ちています。
こりゃビショビショになってしまうなぁ。凍傷にならないかしら。
考えてもしょうがないので早速横から回りこんでトップロープを張り、取り付いてみます。
案の定アックスを伝わって水がたれてきてとても不快です。こんなときにいつも使っている革手袋だとすぐにびしょ濡れになってしまうのでしょうか、今日つけてきた手袋は防寒テムレス&薄手ウール。全く染みこんできません。
無事トップアウトして支点の確認もできたので初体験のMさんとNさん。アイスキャンディーの経験があるHさんの4人みんなでワイワイ登りました。
Hさん。良い体勢です。
Nさん。肩が痛いと言いながらもトップアウト。
Mさん。こちらも安定した良い体勢。
一通り登って満足したので行者小屋へ。
荷物が重いのと渡渉があったので、ルートタイムの2倍近くかかってしまいました。
右から迂回中
先は長い。
ようやく着きました
お疲れ様
元気なリーダー
赤岳鉱泉のアイスキャンディーフェスの盛況と違い、こちらのテン場にはあまりテントがありません。
早速テン場の下地作りにとりかかります。みんなで踏み踏み。
綺麗に立ち上がったら、早速小屋に行って手続きをして、コレ。
テントに戻ってきて、
食事の準備をしながらまたこれ。
翌朝は早めに出ようということでしたが、9時頃に就寝。
翌朝の天気はあまり良くないとの予報でしたが、いい方向に外れてくれていました。夜明けの月も綺麗でした。
大同心から横岳のパノラマ
出発して赤岳方面に進み、夏道の分岐で右に曲がります。踏み跡があったのですぐ分かりました。踏み跡はしっかりしていて、ちょっと不思議に思っていましたが、あとで理由がわかりました。
阿弥陀岳に日があたってきました。第1岩稜が見えます。
こちらは赤岳方面。抜群の天気。
と、ここで前に人がいるなぁと思ったら10人の先行者が。踏み跡がしっかりしていたのは彼らのおかげ。しかしこれは取り付くまでに時間がかかりそうだなぁと思いました。
先行者の方々
我らがメンバー。
やっと核心部への取り付き
しばし景色を見上げながら休憩。
ようやく取り付けました。3番手Mさん
4番手Hさん
3ピッチ目をリードするリーダー
そしてナイフリッジを越えて山頂に到着。阿弥陀岳山頂の道標が埋もれてしまっていたので、赤岳をバックに。
ここに山頂の看板があるはずなのですが完全に埋まっていました。
赤岳
南アルプス
中央アルプス
最高の天気でした。
下りは、登りのルートを少し巻いて下降します。
ナイフリッジ手前で右の方に雪壁を下り、その後第1岩稜の取付きに出てから後は登りのルートをそのまま下りました。
登りで使ったとはいえ相当急なので後ろ向きに下ります。
無事テン場に到着
名残惜しいですが、撤収して帰ることにします。
帰りは前日とはうってかわって沢が凍っていて、簡単に渡ることができました。
でもやっぱり怖いので入念にチェック。
天気が悪くなると言われていましたが蓋を開けてみれば最高の天気で阿弥陀岳に登ることができました。
当初一般道から登る予定でしたが、現地で天気が良くなったので急遽北陵からに変更し、それも時間の短縮、新しい下降路の発見など勉強になりました。
やっぱり現地に行かないとわからないですね。
★山行形態★ 会合宿
★山域★ 八ヶ岳、南沢小滝、阿弥陀岳北陵
★山行日★ 2016年1月30日~31日
★天気★ 曇り、晴れ
★メンバー★ 348、376、381、337
★コースタイム★
2016年1月30日 8:40美濃戸ー10:35南沢小滝13:50ー15:45行者小屋
2016年1月31日 6:50行者小屋ー7:05阿弥陀分岐ー8:30第1岩峰9:30ー12:15阿弥陀岳山頂12:30ー13:50行者小屋15:20ー17:00美濃戸