以前から気になっていたカンマンボロン、雑誌岳人にも紹介されており、瑞牆山に行くことに。ただ、登山口からカンマンボロンを通る一般道までのルートは山地図にもなく迷うことが多いらしい。ヤマレコの確からしき人の記録をGPSに入れ、案内役とした。
 
当日夜中は激しい土砂降り、でも予報では昼間晴れ間とか、それを信じ朝6時に小雨ぱらつく中自宅出発し、瑞牆山荘の駐車場に向かった。3連休の最終日とあり、結構な車が留っているが、まだ空きあり良かった。
 
9時半過ぎ駐車場を出発して、みずがき山自然公園に向かいアスファルト道を下り登り30分ほど、右手に出てくる富士見平小屋の看板をいくつかやり過ごし(後でここからでも行けたかな?)、道左側10台程の駐車場ある反対側の大きな案内板より登山道に入っていく。
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交差する遊歩道がいくつか出てくるが、真っ直ぐ登り道を行く。左側に大きな岩を見ながら徐々に高度を上げ、岩が多くなり始め傾斜も増して来る。落葉に隠れた踏跡は分かりにくく、GPSで確認、わずかなテープと赤ペンキでルートを確信しながら。大きな岩壁にぶつかり左右に踏跡、GPSによると左側に行ってから右側に戻って来る。
 
左側にカンマンボロンがあるかと少し登ると、岩壁にロープ・プラパイプで作った梯子と縦ロープ、これは危なそう。他のルートを探しウロウロ、その内どこかで声がして見渡すと、クライマーがいる。聞いてみると戻ったルート側との事、先ほどの分岐を右側に進む。
 
見つけられないのかと不安になりつつ、岩壁沿いに少し下って行くと左側にコケの沢筋で上部にはオーバーハングした大岩、ルート方向ではないが少し登ると左側に一人通れるぐらいの岩の隙間、それを抜けるとあった!ポコポコと足跡がついたような岩壁、カンマンボロン。
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登ってみたくなり、ポコ穴に手をかけるが足場がなく最初の一歩が掛けられない。反対側は岩上からの絶景だ。ゆっくりしてから、ルートに戻り先に行く。また登りがきつくなり始め、踏後も分かりにくい。案内役のGPSは、樹林帯が深いせいか衛星受信できなく、?マークで役立たず。
 
グリーンロッジ黒森とのステンプレートを見て、古いロープのある岩を登ったり、ザレかかった傾斜で高度を上げる。途中遠くにまたクライマーらしき人も、左側に岩壁を見ながら、確実に踏跡を捕らえる。岩を大きく乗り越えると、前に横ロープ。行くなと言うのか思ったが、反対側一般道からの立ち入り禁止だった。
 
一般道に入ると多くの人、大きな丸岩で傾斜があるが登りやすく、降りてくる子供たちを交わし登る人をどんどん追い越し、最後はロープと鉄梯子で濡れた岩登り頂上に13時過ぎ。そこには10人ほど、富士山、南アルプスや八ヶ岳は雲の中で見えないが、下方の紅葉や金峰山はきれいに見えている。そして、ヤスリ岩にはクライマーが取り付いている。
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山頂から少し下り、分岐標示から不動滝方面に下る。こちらは人気全くなく静か、土道で傾斜もそれほどなく歩きやすい。所々に、大きな青塗り鉄板に岩の名前、夫婦岩は四角岩を積み上げた塔が向かい合っているよう。赤テープの通行止めを右に渡渉して、少し下って行くと、本日二つ目の楽しみ、不動滝。
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白い岩肌を流れる滝は、初めて見る感じできれいだ。ここからは登山道も整備され、道幅広くなり、丸太橋には両サイドにチェーンの手すりが。でもチェーンのない丸太橋は腐れかけ表面滑り使えない。
 
砂利林道にでると、車とテントがあり、クライマーの人かな?緩やかに下り自然公園の中に。案内看板が所々に、でもその地図はわかりにくく、一般の人は迷子になるのでは?自分は、山頂手前から復帰したGPSを頼りに登山口方向を見極め、途中分岐を芝公園方面に向かい、アスファルト道に。
 
登り始めの登山口を過ぎ、山荘駐車場に着いたのは17時過ぎ。大分暗くなったが、ヘッデンなしで何とか到着。今回はお楽しみ登山だったけど、ゆっくりし過ぎたかな。さすがに駐車場には数えるほど車しかなく、あまり汗もしてないことから、温泉はパスして帰りの途に着いた。
 
以前は、山荘から富士見平小屋を通るピストンだったが、このコースは静かでいろいろな岩を見ながら楽しめ、面白かった。ルートが変わると山への印象も変わる。
 
 ★山行形態 ★ 個人山行
 ★山  名 ★ 瑞牆山
 ★山 行 日 ★ 2013年11月04日(月)
 ★天 候   ★ 曇り晴れ小雨
 ★参 加 者 ★ 1名 (345) +他1名
 ★工程タイム★
    瑞牆山荘09:40→10:15登山口(みずがき山自然公園)
    →11:20カンマンボロン11:40→12:50一般道→13:10瑞牆山頂14:00
    →15:20不動滝→16:45登山口→17:20瑞牆山荘